2012年4月1日日曜日

本日よりハッピーリタイアメント

昨日定年退職し、本日より無職になった。
大変やりがいのある仕事に従事してきたが、今から思うと本当につらいことも多かった。
早朝から深夜までの長時間労働。土日祝日の出勤。残業手当というものが存在しない職業だったので、ただただ体が疲れ、へとへとだった。


しかし何とかやり遂げた。今日からは第2の人生がスタートする。
朝起きて胃が痛くなることはない。眠りながら駅に向かって歩き、混雑する電車に乗る必要もない。
ベランダから眺める景色も今までと違う。別世界だ。


近所を散歩する。人々は忙しそうに動いているが、私は今自由人だ。
そこらに咲いている雑草も話しかけてくる。今までそこに何があるかなど察知する余裕などなかったが、今は目に飛び込んでくるひとつひとつが新鮮で躍動して見える。
みんなには悪いが最高の気分だ。三十数年間働き続けて来たのだから、これくらいは許してもらえるだろう。


朝はフレンチトースト。昼は散歩の途中の中華料理店で定食を頼む。食後は行きつけの床屋に行って髪を整える。この床屋は20代のころから、いやもっと前だろうか、ずーと通っているお得意だ。ここではカットだけでなく、フェイスマッサージ、頭髪マッサージ、フェイスパックなど2~3時間かけて体をほぐしてくれる。したがって料金は1万円を超えてしまう。それでも月に一回リラックスできるこの時間をいつも楽しみにしている。 お金には代えられない価値がある。それから私は37歳ころからパーマをかけている。


直毛ですぐに形がくずれ、定まらないので、思い切ってやってみたのだ。パーマをかけているときの姿はとても見られたものではないけれど、かけたあとは、本当に楽だ。


初めてかけた日は、回りの目が大変気になった。しかしすぐになれてしまい、あまり人からどうこう言われることもなかった。


今日は入院している妻のところに見舞いにいく。明日は退院だ。妻は目の手術を受け入院をしていたが退院できることになり一安心だ。しっかり回復するといいなと思う。


このあと近所の生協で買い物をすませ今晩の夕食のカレーをつくる。カレーは不思議なもので、月に一回は無性に食べたくなるものだ。簡単にできていつでもおいしい。
チャーハンにつぐ私の得意料理だ。


これからは家にいるのでいろいろ作ってみるつもりだ。


何というすてきな一日だろうか。もうあの忙しすぎる職場に行かなくていいのだ。夢にまで見た「毎日が日曜日」なんだ。